孤独だと思った。
 永遠に救われないんだと思った。
 独りは寂しかったんだ。
 自分を助けてくれる人はもういない。そんな風に思ってた。



 ごめん。こんなのいい訳だよな。
 そんな自分の心の弱い部分をつけこまれてしまった。
 一度ならず二度までも皆と戦うことになるなんて―――



 もう二度と皆を襲うことはしないと。
 魂を売ることはしないと誓ったはずなのに。
 どうして俺の心はこんなに弱かったんだろう。
 どうして気づかなかったんだろう。



 姿形は見えずとも皆の心はずっと俺と共にいてくれたのに―――



 俺は昔から知ってた。未来視なんて能力がるがために知っていた。
 自分の運命を・・・綺麗な平和な時代を俺がこの手で壊すことを知っていた。



 だけれども俺の心がもう少し強ければ運命なんて変えられたのかもしれない。
 心優しいお前達は俺と戦うことを躊躇してるのは分かってる。



 だけど頼むから俺を殺して―――
 少しでも良心が残っているうちに死にたい。死なせて。



 許されるならば魂だけでもお前等のところに返りたい。





 ―――俺を殺して。永遠のような孤独から開放して―――








―――あとがき―――

 デュークアリババさんのチョットだけ残っている良心の独り語り。詩です。
 デュークに天子のアリババの心が少しでも残っているならば、死なせてほしいと。開放してほしいと思っていたのだと思う。
 ちなみ私設定でのデュークは仲間達(他の神帝たち)と共にいられない孤独感からの心の弱さを突けこまれて洗脳されてしまったるんですよ。

 他の神帝隊が復活したのを見て、自分の心が弱かったんだと悟るアリババさん・・・
 例え肉体は滅びても魂は仲間と共にありたいと思うアリババさん・・・

 私はアリババには幸せになってほしいけれど・・・悩んだり照れたり傷ついたり・・・そんなアリババさんが好きです。


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