トーポ、いや祖父グルーノに真実を聞いた。 両親はもとより祖父も竜神族の者達も恨むつもりも、その筋合いもない。 そのおかげで、ミーティアに会えたのだから。 感謝こそすれ、恨むなんて筋違いもいいところ。 だけど、自分はこれからどうすればよいのだろう? 自分の生まれた場所は分かった。それでも記憶にない場所。 自分にとって故郷と呼べるのはミーティアの傍だけ。 ―――人間の数十倍は長生きである竜神族の血を引く、そなたはこれから先、どれほど生きるのか分からない――― 祖父の言葉を思い出す。 前例がない竜神族と人間のハーフである自分の寿命は不明。 人間として地上に帰って暮らせばよいのか、竜神族として里で暮らせばよいのか答えはでないだろう。 だけどせめて、ミーティアには人間として接したい。 「生まれ変わってもミーティアは必ずあなたの傍に・・・」 ミーティアの愛しのミーティアの最後の言葉。 オレは君が生まれ変わるのを待っている。 「よくぞ私を倒した。今よりお前が新しい竜神王となる」 ミーティア。君がまたこの世に生を受けるのを待つために永遠の命である竜神王となろうと思う。 君に会いたい。君と共にありたい。 ―――なにか呼ばれてるような気がしたの――― オレが呼んだんだよ。ミーティア。 久しぶりだね。 またしばらくの間、オレと共に――― 数十年、君と共に暮らし、何千年も君を待つ。 まるで無限ループ――― 君を愛してる。 それだけが、オレの真実――― ++あとがきと言う名の言い訳・・・っていうか解説++ 竜神王主人公。一度は書いてみたかった。主人公の長生き話。 いままでの当サイト設定を覆してまでね(^^ゞ あまりにも、今までの設定を覆しているために本当は裏サイトでも作ろうかと真剣に悩みましたが・・・ ま〜設定が違うだけで、一応主姫ですし・・・年齢制限があるわけでもないんで、普通にアップしてみました。(注意書きはしたけど) ちなみにこの話の竜神王は新しい竜神王が現れるまでは永遠の命です。 そして新しい竜神王は実力主義です(笑)要するに強ければ本当に永遠に生き続けることになります。 そして、この話わざとに主人公の名前を一度も誰も呼んでいません。 今までの設定と違いすぎるために、この話での主人公の名前は私の中で「エイト」ではないためです(笑) とにかく、自分がやってみたかっただけの自己満足な話ですいませんでした。 でも実は結構、気に入った感じに仕上がってるんですよ(笑) |
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