ごめんミーティア
オレはなんて愚弄な事を考えたんだろう

でももうそんな事思わないよ
ミーティアがずっと馬のままだったらいいのにだなんて

ごめんミーティア
ミーティアが馬のままだったらずっと俺の傍に居てくれる
ミーティアの鬣を梳かして上げられる
いつだって、ミーティアに触れる事が出来る
君を自分のものに出来る。自分だけのものに出来る。
そんなこと考えていた

不思議な泉でミーティアの嬉しそうな表情を見て自分が恥ずかしくなった
オレは一介の兵士で、ミーティアを守る事だけを考えなくてはならなかったのに
ミーティアを守れなかった分際なのに
なのにオレに笑顔を向けてくれたミーティア

ごめんミーティア
もうバカな事は考えないよ
君を一刻も早くその呪われた姿から解放してあげる
二度と君の身体に触れることが出来ないとしても
オレの知らない男が君の身体に触れることになったとしても
そのほうが君にとって幸せに決まってるから

ごめんミーティア。本当にごめん。





++あとがき++
と言う事でお題2つ目です。
王or姫というお題だったのですがとりあえず「姫」で(笑)
そのうち「王」でも書くと思います。
1つ目に続き主人公の一人語りによる詩と言う事になりました。
ミーティアが馬になって2人が一緒にいる時間は人間同士のときよりかなり長くなったと思うんですよ。
普通に考えて婚約者のいる姫と兵士がくっ付く事なんかありえない。
主人公もそれを良く分っているから。。。
姫が呪われし姿のままなら、常に一緒に居られるのではないか?と一度くらい邪念を抱いたんじゃないかな〜?
と思ってるうちに出来上がった詩です。
小説にするにはちょっと私の妄想が足りないというか拙かったのでお題にかこつけて詩にしてみました。



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